すげえ昔からやりたかったんだけど別に需要ないしな~~~~と思って書いてなかった超大作アニメ『Charlotte』の記事。だけどもう俺なんかハナから存在価値ウンコだし記事の需要とか気にするまでもなくね~~~~ってなったので書きます。
この記事では、アニメCharlotteについて一話から語っていきます。なので全十三話を予定していますがそんなにモチベが続くかは不明。でもこれを読む人間がいるかがそもそも謎なのでもはや関係ない。くだらねえ前置きは野球回と同じくらい尺の無駄なのでもうこれぐらいにして話を進めたいと思う。
ずっと小さい頃から疑問に思っていた。
『ずっと小さい頃から疑問に思っていた。なぜ自分は自分でしかなく、他人ではないのだろう、と。我思う、故に我在りとは昔の哲学者の言葉だそうだが、僕は我ではなく、他人を思ってみた――あの人も僕なのではないか、と』
そんなモノローグから始まる今作。俺は未だにこのモノローグにどんな意味があったのかわかならない。というかそもそも意味はないと思う。
いや、俺のこのアニメに対するスタンスはもうここで説明できる。こういう意味のねえ部分がやたらと多いアニメ、それがCharlotteだ。覚えておいて欲しいから何度でも言う。この出だしのモノローグは思わせぶりなだけで、なんの意味もないのである。
主人公の能力について
主人公の能力自体には正直言って今触れておくほどの深い意味はない。重要なのは、主人公の能力の使い方の方だ。
まず、乙坂という主人公は公式のキャラ紹介でも言われる通りクズである。しかも外道とかそういう方面ではなく、セコイ方のクズだということを強調しておきたい。
能力の使い道は主にカンニング。自分は努力せず、他人の答案をコピペして進学校への入試をクリアする。
そして入学後はその能力を使って学内一の美少女、白柳さんを射止めるのだが、その方法が一応彼のキャラ付けに関わってくる。
まあトラックの運転手に乗り移り、白柳さんを轢かせようとさせてそこを自分が助ける!ってなわけでシーンを自作自演したわけですね。
この際、トラックの運転手はもちろん白柳さんも普通に下手したら死んでしまうレベルの事故を起こす。あまりにも他人のことを考えていないプレーであるが、それがこの時点での乙坂のメンタリティなのである。これはクズエピソードを強調する、意味のあるシーンだと思う。
乙坂の能力の使い方が自分本意。しかも基本的にセコくて考え方が小物臭いというのが一話。
パンケーキを食べる乙坂
パンケーキを食べてます。乙坂くんは子供の頃から甘いものが好きなので、割と美味そうに食べます。
友利登場
Aパートの終盤で友利が出てきて主人公のカンニングがバレます。高城も出てきてアクションシーン。だいたいBパートの最初辺りまでこれをやって、主人公が友利たちの学校に転校することに。これ結構テンポが小気味良くて普通にアニメとして面白いんだよな。でもここで忘れちゃいけないのが、
不完全な能力
これですね。乙坂、友利、高城、この三人それぞれ能力に不完全さがあり、これは宣伝とかでもよく言われてたからこの作品のアピールポイントみたいな扱いをされていたんだけど、これも大した意味はありません。
ちなみに最終回で主人公は不完全じゃない能力も手にしてて、「あれ? 能力って不完全なものなんじゃないの?」という疑問を全米が抱えたのは記憶に新しい。
これに関しては雑誌のインタビューで麻枝も突っ込まれてたんだけど、「まあ不完全な能力もあれば完全な能力もあるってことで……(意訳)」という程度の回答しか出ていない。なのでこれが無意味な設定であることは確定。無意味な人生を歩む俺やお前たちでも共感しやすいアニメ、それがCharlotteである。
白柳さんに振られる乙坂
これは後の展開への対比として有用なシーンですね。星の海学園に転校することとなった乙坂は、たまに会いに来てほしいと白柳さんに説明する。自分が会いに行くのではなく、彼女の方に会いに来させる。自分本意なクズらしさが出ており、かつ最終回で努力の末に自分から友利に所へ帰ってくる彼の姿といい感じの対比になっています。
まるでお前のために付けてくれたような名前だな
学園が兄隼翼によって作られたものであることの伏線。この台詞の直後に隼翼の夢みたいなのが挟まれるんだけどさすがに伏線が露骨すぎる。まあでも意味不明なオナニー伏線よりは用途のわかる伏線の方がマシなので許してやってもいい。懐古厨たちはこの時点でループモノの片鱗を嗅ぎ取って、麻枝准の再来に心を震わせたとかなんとか。
まとめ
こんなもんですかね。とりあえず一話で重要なのは、
・深読みすると踊らされる
・乙坂は小悪党タイプのクズ
・乙坂の女に対するスタンスは自分本意で、努力はしない
この辺ですかね。
しかしこの一話時点だと、俺のタイムラインでは「Charlotteいいのでは?」的感想が乱舞していたし、AB!の経験から警戒していた俺自身も割と今後の展開に期待するような出来だった。まあ一言でいえば面白かったんだよな、一話は。テンポもよかったし、伏線らしきものも程よく散りばめられていて期待感が上手く膨らみそうだった。
……というのが一話のまとめ。
第二話は暇なときにまた書きます。