特別人のためになる話ではないけど、タイトルの通りの話というかメモを残しておく。
主にパーツごとの値段をどっかに記録しておく用だったり。
経緯
PCが古くなってたけど丸ごと買い替えるほどじゃないなというのが発端。
BTOで買ったのが8年ぐらい前で、最近はゲームができないわけじゃないけど毎回一番低い設定でやったり、ゲームしながら横で動画見たりをできなかったり、そういう感じでストレスが溜まってた。
ただ、最初はそんなにいじくり回すつもりじゃなくて、グラボをちょっといいのにしようとかその程度だった。しかし知識がなかったので、あっちを変えたらこっちも変えないといけないみたいなパーツが後から判明したり、調べてるうちに楽しくなってこれも変えとこうみたいにポチポチしてたらいつの間にかほとんど変える羽目になっていた。
最終的に金はかかったけどそこそこ面白くて久しぶりに生を実感したのでこんな記事も書いている次第。
変遷
元のPCは8年ぐらい前にBTOで購入。当時12万円ぐらいでグラボはGeForce 1060とかいうコスパ重視モデルだった。CPUとか他は忘れたけどそんな良いものは使ってなかったと思う。
で、とりあえず「グラボが重要」程度の知識を持っていた俺はとりあえずグラボだけでも新しくしてみようと思ってグラボを調べて購入。なんか半導体不足も解消されてきて去年とかよりはマシな価格になってたみたい。
ちなみに買ったのはGeForce RTX 3060。3060Tiの方が近い値段でゲーミングPC向けらしかったけど、今やってるゲーム的にそこまで必要ってほどでもなかったのと、なんか最近流行りのAI?とかにはただの3060の方が向いてるみたいなのもあったのでそっちを購入。でも結果的に他のパーツも変えることになったのでグラボももっと考える時間を設けてもよかったなという感はある。
で、グラボを変えてみると、なんか性能が全然上がってない。で、ちゃんと調べたらCPUが釣り合ってないとボトルネックが発生してグラボの性能が引き出せないとのこと。そりゃそうよなと思ってCPUも動画やらなんやらで調べて、ボトルネックを回避するため変なサイトでグラボとの性能差も少ないやつを選んだ。
そしていざCPUを取り替えようとしたら……なんか新しいCPUがマザーボードにはまらない。ソケットとかいうCPUを入れる場所のサイズがどう見ても違う。どうやらCPUのソケットにも規格があって、マザーボード側の規格とCPUの規格が合ってないとそもそも使えないらしい。これは調べてる間にも説明がなかった(見落としてた?)のでめちゃくちゃにため息が出た。
なんかCPUは一年毎に世代が1世代新しくなり、だいたい2、3世代でマザーボードのソケットも新しい規格になるとか。俺の元々のCPUは6か7世代で、新しく買ったのは12世代。確かにCPU自体も正方形からちょっと縦が長い形に変わってる。なのでCPUを大幅に新しくするときはマザーボードごと変えなきゃいけないんだと。
これにはかなり落胆。予算的にもそうだけど、一番はマザーボードを変えると他のパーツや配線も全部取り付け直さないとなのでめっちゃ面倒そうだったから。PC知識もほとんどないので、慣れないことやって上手くいかないパターンも怖かった。
ここらで最初からまたBTOで買っておけばよかったと後悔し始め、CPUの返品を含めグラボだけ自前のBTOを買うみたいなのと予算の相談をする。ただどう計算しても今からまるごと買うのは高く付くし、返品もできなさそうだったのでマザボの購入を決意。
ついでに開き直って自作PCのつもりでいろいろいじってみることにした。何が違うのかよくわからない電源とか、音が気になっていたケースのファン。前々からロード時間が気になっていたSSDなんかも。音がうるさかったのでCPUクーラーも付属品からちゃんと買ったやつに付け替え、最終的に前と同じなのはメモリとケースぐらいになった。
性能的にはまあゲームやりながら他のことができるようになったのとか起動が早くなったのとか細かいことはあるけど、別に新しいことをやるわけじゃないのであんまり実感はないかも。個人的にはCPUクーラーをちゃんとしたのに変えたらマジで音が小さくなったのが感動(付属品が爆音すぎたのもあるけど)
パーツ
・グラボ GeForce RTX 3060 12G 49,800円
なんかAIイラストとかやるときにグラボ内のメモリ?があるとよくて、3060Tiはそれが8G、こっちは12Gだからこっちの方が向いててコスパもイイらしい。ちなみにAIイラストは動画だけ見ててソフトのインストールすらしていない。
・CPU Intel Core i5 12400F 22,980円
コスパがいいらしい。i7とかi9じゃないんかと思ったけど別にコア数が多い方が純粋に良いというわけでもないとか。あとFは内蔵グラボがないものを指すからグラボを買うの前提だったらF付きのがちょっと安くてお得だとか。
・SSD Western Digital 内蔵SSD 1TB WD Black SN770 12,929円
M.2だかNVMeだかのSSDじゃ結構いいやつらしい。コスパ重視のやつだと2TBで同じぐらいの値段のがあったけど、まあ容量はHDDでいいやと思ってこっちにした。ちなみにペラペラの板みたいなのがSSDだと知って結構びっくりしたし取り付けも割とわからなかった。
・マザーボード MSI PRO B660M-A DDR4 20,254円
一応まともに使えるって評価の中では一番安そうなのを選んだ。調べてた時にはサイズがATXっていう前と同じやつを選んだつもりだったのにMicro-ATXとかいうちょっと小さいやつだった。でもケースの下の方が余ったぐらいで特に不便もないのでいいかな。
・ケースファン Size Kaze Flex 918円×2
調べてて一番楽しかったけど一番どれにすればいいかわからなかったやつ。エアフローとか含めて冷却性、静音性を考えるの面白いし勉強になった。ただこのときはどれだけ効果があるのかもわからなかったしそもそもケースが古いままでエアフローとかも工夫する余裕はなかったから一旦安くて無難なのを選んだ。
・電源 ANTEC NE750 GOLD 11,836円
消費電力の2倍のワット数が出せるやつがいいと聞いたけどそもそも消費電力をそんなに把握してないのでとりあえず750Wでそこそこいいのを買った。たぶん650Wとかでもよかったんだと思う。ケーブルがもじゃもじゃしてないやつがいいなーと思ってセミモジューラーとかいうのを選んだけど結局もじゃもじゃしてて難しかった。
・CPUクーラー Deepcool AK400 2,964円
まずCPUファン自体が何をやってるのか素人的あんまわかってなかった。CPU自体を冷やすのってそんなに重要なんですね。個人的には一番感動してるところで、付属品じゃないやつだとこの値段でここまで静かなファンになるんだって嬉しくなってる。
・変なケーブル Club 3D DisplayPort to DVI-D アクティブアダプタ 6,980円
一番どうでもいいやつだけど値段的に書いておく。俺の古いモニタは144Hzを出すのにDVI-Dケーブルを使うんだけど、新しいグラボにはDVI-D端子がない。なのでその辺を変換するケーブルをググりまくった。モニタを買い替えるよりは安く済んだのでムカつくけど必要な出費だった。
・結束バンド 293円
ただの結束バンド。もじゃもじゃのケーブルを無理やりまとめるのに役立った。ちなみに俺はぼっちざろっくを一巻出た頃から読んでるのでお前らより古参。
・変なネジ M.2 SSD固定用ネジ・スペーサーセット 673円
SSDだけ自分でネジを買わないといけないらしかった。ただ新しいマザボはSSDカバーと一緒にネジも刺さってたのでそれを使ってもよかったのかも。せっかくなので自分で買ったネジを使った。
・グリス Silicone Grease, Thermal Grease, Insulated Type 399円
CPUとファンをくっ付けるグリス。CPUを一回戻したとき買ったけど結果的にファン(グリス塗布済み)も買ったので一週間ぐらいしか役に立ってない。動画とか見るとみんなグリス自分で綺麗に塗っててすごいなって思った。
・総額 130,944円
別に安くなくね?
というのは置いといて、CPUとかグラボだけ見るとBTOで買うのと大差ない。電源とかSSDその他諸々はBTOだと安物だからそこで差が付くんだろうけど、こっちもケースとかメモリは買ってない値段なので本当に誤差かもしれない
感想
調べたり組み立てたりは途中から楽しかったのでいいけど、興味ない状態でやったら絶対めんどいだけだと思う。組み立てとか半日以上かかって普通に大変だったし。
ただ今回は後から必要だとわかるものが多かったのが、一個ずつ順番に調べていく理由にもなってて逆に分かりやすかったのかも。
オタクの多くは自作PCに興味ないわけじゃないと思うし俺もそうだったけど、実際にやるメリットがあんまりないからやらないみたいな感じだと聞いている。確かに、金額を計算してBTOと大差ないのはちょっと悲しいところではある。
ただPCパーツを自分で選んで組み立てると愛着が湧くし、本当にスペックが必要な分野でPCを使う人は実用性もあるから趣味としてはアリだなとは思った。配線とかもこだわったら奥が深そうだし、ケース含めて見た目の構成から考えるのはお金のかかるプラモデルって感じで好きな人は好きそう。正直俺も、中身は変わったけどケースがそのままなのは味気ないなと感じて数年後には完全な自作もしてみたいなと思っている。
そんな感じです。