オタクは世界を救えない

『ミュークルドリーミー』感想、超テンポ良い女児アニメの話をしよう

『ミュークルドリーミー』Blu-ray dream.01

 ついに一年間(4クール)の放送を終えてシーズン2に突入したミュークルドリーミーを、キリがいいのでここいらで語っていきたいと思う。

どんなアニメ?

 まず最初に、こういう記事があることを知ってもらいたい。

prehyou2015.hatenablog.com

 同じニチアサであるプリキュアと比較して、台詞量がとても多いという話。これは見ているだけでも体感でわかるほどで、ミュークルドリーミーはとにかく台詞が早口で絶え間なく続けられている印象がある。

 またそれ以外にも、一話完結ならではのテンポの良さ、イベント事の雑な軽快な解決、登場人物の異様な切り替えの速さなど、とにかく展開が目まぐるしい。もちろん子供向けだから他愛もない話も多いのだけど、そのおかげで女児アニメオタクじゃないオタクでも割と見ていて楽しめるようになっている。というか俺がまともに女児アニメ見たの初めてかも。

ワイワイワイ

 人々が盛り上がってることを示すためにシーン冒頭で差し込まれる記号、それが「ワイワイワイ」である。
 ミュークルドリーミーにおいては、しばしシーンが簡略化される。その最たるものがこれで、行事やお昼休み、主人公たちが楽しい時間を過ごしていることを表すために「ワイワイワイ」という台詞を入れるのである。あくまでもガヤじゃなくて台詞で「ワイワイワイ」と言うのである。それを聞いて俺たちは「あっ、ワイワイしてるな」となる。もはやシュールの領域なのでテンポのためにやってるのか普通に悪ふざけでやってるだけなのかわからない。

 他にも毎回モブの絵が適当だったりするのとか、片思いで数話引っ張ってきた友人が告白して振られた瞬間に某先輩のファンクラブに入って失恋を吹っ切っていたりとか、あとはラスボスがたくあんで解決したりだとか、肩の力が抜けたような演出やストーリーが小気味よく続く辺りがたまらない。もしかして俺が見てないだけで女児アニメってだいたいこんなもんだったりする?

わりとジュブナイル

 一応お話的に悩みを抱えている少年少女がいっぱい出てくるんだけど、わりとみんな深刻な悩みを抱えていたりする。というか一話の時点で「信頼故に仕事を押し付けられまくってストレスが溜まる女上司」こと主人公のママがメインになる時点でちょっと対象年齢高めな感がある。しかもちょくちょく有給は取った方がいいみたいなメッセージも挟んでくるし心に響く。

 それから個人的には悪役の「ゆに」が割と好き。いやキャラ的には全然好きじゃないんだけど、その生い立ちが普通に可哀想で好き。友達いないし女王様には地上に投げ捨てられるし無能で雑魚で役立たずな辺りに共感を覚える。生地を使って友達を自作するのとかヤバい。杉山先輩が彼らに優しくするところとか見るととても安心したりする。

女の子が可愛い

 僕はまいらちゃんが一番好きです。あぽーんが基本的にウケてないのとか最高に好き。

まとめ

 まいらぶ♡